【GTNお悩み相談室 #4】文化の違い?それとも見直せる課題? 多文化チームで“違い”に出会ったときの歩み寄りかた

「GTNお悩み相談室」第四弾!今回のテーマは、職場で感じる“ちょっとした違い”。それを「文化の違い」として受け止めるか、伝えかたや仕組みを見直すきっかけにするのか。GTN社員の声と現場の工夫から、多文化チームならではの“歩み寄り”のヒントをお届けします!(EP215)
その“もやもや”、文化の違い? それとも見直せる課題?
多国籍チームで働くGTNから発信する「GTNお悩み相談室」。
第4回のテーマは、職場で出会う“違い”との向き合いかたです。文化として受け止める視点と、伝えかたや仕組みを見直す視点、その両方の使いかたを一緒に考えていきます!
でも、その両方の視点を行き来できると、お互いをもっと理解しやすくなり、チームの“当たり前”もしなやかに広がっていくかもしれません。
そこで今回は、文化と工夫、その両方の見かたをチームでどう活かしていくかに注目。GTN社員の声と現場の工夫から、調整と歩み寄りのヒントを探っていきます。
社内アンケートで探る、職場で出会う“文化の違い”
「職場で『文化の違いかも』と感じた経験はありますか?」という問いに対しては、「ある」が66.7%、「なんとなく感じたことがある」が11.1%でした。あわせて約8割(77.8%)が、何らかのかたちで"文化の違いかも"と感じる場面に出会っています。一方で、「ない」と答えた人も約2割(22.2%)いました。
「最近はあまり感じない」「文化より個人差や世代差の方が大きい」といった声もあり、感じかたや捉えかたは人それぞれだとも言えそうです。
また、振り返って「文化の違い?改善できたこと?」を聞いた問いの最多回答も、「どちらの面もあったと思う」でした。続く「文化として受け止めることが大切」「仕組みや工夫で改善できた」もほぼ同数。
“文化”と“工夫”は、どちらか一方ではなく、行ったり来たりしながら捉えていくテーマなのかもしれません。
アンケートから見えた「解決のポイント」
① 違いに出会ったとき、まず原因を一緒に確かめてみる
例)・「これは文化的な背景?それとも、進めかたの違いかな?」と相手に直接聞いてみる
・自分側の伝えかたや情報量に、もうひと工夫できる余地がなかったか振り返ってみる
② "文化以外"の要素にも目を向ける
例)・年代・経験・業務スタイルなど、文化以外の違いも視野に入れる
・チームでズレが起きやすいポイントを、一度みんなで言語化してみる
・「文化の違い」で済ませてしまっている節があるかもしれない
・差が出るのは、仕事への向き合いかたやプロフェッショナリズム。文化は配慮すべきもので、原因として使うものではない
・現状認識のズレは、ほとんどの場合が情報不足。対面のコミュニケーションが欠かせない
違いの背景には、文化だけでなく、情報の量や、ゴール・期待値のずれが隠れていることもあります。「これは文化かも?」と感じたときに、いったん立ち止まって、相手に背景を聞いたり、自分の前提を伝えたりしてみる。そうすることで、本当に向き合うべきものが見えてきます。
"文化"はラベルではなく、対話を始めるための入口として扱う。そんな姿勢が、ひとつめのヒントです。
① 業務のゴールと期待値を、ひと言で言葉にする
例)・「この仕事のゴールはここ」「優先したいのはここ」と最初に共有する
・期日や成果物のイメージは、できるだけ具体的に伝える
② 共通認識をつくる、小さな仕組みを取り入れる
例)・タスク依頼時に、目的・期日・優先度をテンプレートでそろえる
・定例の場で、業務の方向性やゴールを改めて確認する時間をつくる
・ゴールと期待値を明確にし、ルールとして言語化する必要がある
・チームワークを円滑にするために、業務のやりかたを見直す必要があると感じた
・大事なことは、情報共有を通して改善策を見出すこと
「これくらい伝わっているはず」を手放して、ゴール・期待値・進めかたを言葉にしていく。マニュアルや手順書ほど大げさにしなくても、「この仕事のゴールはここ」「優先したいのはここ」と、ひと言添えるだけで、共通の認識はぐっとつくりやすくなります。
見える化された前提は、誰にとっても"同じスタートライン"になります。そこに立てば、文化や経験の違いがあっても、安心して走り出せます。
① "国籍"より、"一人の個人"として相手を見る
例)・最初から「文化の違い」を前提に決めつけず、まず相手の話を聞いてみる
・国籍や所属より、その人自身の価値観や経験に目を向ける
② 違いがあることを"前提"に、チームの空気をつくる
例)・「みんな同じ」ではなく「みんな違う」を起点に話す
・どんな違いも、まずは"そういうものなんだね"と受け止める姿勢を共有する
・関係性が深まるほど、国籍関係なく、個人の価値観や性格による違いの方が大きいと感じた
・国籍がどこであろうとも、人間は多面的。日本人同士でも文化の違いはある
・文化に限らず、年代や背景など「違い」があることが前提。どうすればズレを埋められるかを考えることが大切
「外国籍の人だから」「日本人だから」と一括りにするのではなく、まずは目の前の相手を"一人の個人"として見る。そして、文化・年代・経験・性格、どんな違いも、"当たり前にあるもの"として受け止める。違いを"前提"として置けると、「じゃあ、どうしよう?」を一緒に考えるスタートラインに立てます。
これは、ポイント①②をつなぐ、土台のような姿勢かもしれません。
最後に ― 違いから生まれる「新しい視点」を、チームで面白がる
今回のアンケートで最も多かったのは、「どちらの面もあったと思う」という回答でした。
文化として受け止めたい部分もあれば、伝えかたや仕組みを工夫することで、もっとスムーズになる部分もある。多文化チームでは、その両方が自然に入り混じっています。そして、違いに出会ったとき、もうひとつ面白いことがあります。
それは、「自分はこう考えていたんだ」と、自分たちの“当たり前”に気づくこと。
「なるほど、そう来たか」
「その発想はなかった!」
そんなふうに、一度面白がってみると、チームに新しい視点や会話が生まれていきます。
違いは、“乗り越えるもの”というより、新しいアイデアと出会うきっかけなのかもしれません。
気持ちよく働けるチームは、そんな小さな発見を重ねながら、少しずつ育っていくのかもしれませんね。
これからも皆さんのお悩みに寄り添いながら、解決の糸口を一緒に探していきたいと思います。「こんなことを取り上げてほしい」という声があれば、ぜひコメントで教えてください✨
これからも「GTNお悩み相談室」をどうぞよろしくお願いします☺









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