【GTNお悩み相談室 #4】文化の違い?それとも見直せる課題? 多文化チームで“違い”に出会ったときの歩み寄りかた

2026年05月22日

【GTNお悩み相談室 #4】文化の違い?それとも見直せる課題? 多文化チームで“違い”に出会ったときの歩み寄りかた

「GTNお悩み相談室」第四弾!今回のテーマは、職場で感じる“ちょっとした違い”。それを「文化の違い」として受け止めるか、伝えかたや仕組みを見直すきっかけにするのか。GTN社員の声と現場の工夫から、多文化チームならではの“歩み寄り”のヒントをお届けします!(EP215)

その“もやもや”、文化の違い? それとも見直せる課題?

こんにちは、GTN広報の中井です。
多国籍チームで働くGTNから発信する「GTNお悩み相談室」。

第4回のテーマは、職場で出会う“違い”との向き合いかたです。文化として受け止める視点と、伝えかたや仕組みを見直す視点、その両方の使いかたを一緒に考えていきます!
職場で出会う“ちょっとした違い”は、文化や価値観の違いから生まれることもあれば、伝えかたや前提をアップデートするきっかけになることもあります。「文化だから」と理解だけで完結させるのも、「仕組みですべて整えよう」と一方に寄せるのも、それぞれにいいところがあります。

でも、その両方の視点を行き来できると、お互いをもっと理解しやすくなり、チームの“当たり前”もしなやかに広がっていくかもしれません。

そこで今回は、文化と工夫、その両方の見かたをチームでどう活かしていくかに注目。GTN社員の声と現場の工夫から、調整と歩み寄りのヒントを探っていきます。

社内アンケートで探る、職場で出会う“文化の違い”

GTNでは今回、社員を対象に「職場で『文化の違いかも』と感じた経験」についてアンケートを行いました。
▶︎約8割が「気づいた経験あり」。受け止めかたはそれぞれ

「職場で『文化の違いかも』と感じた経験はありますか?」という問いに対しては、「ある」が66.7%、「なんとなく感じたことがある」が11.1%でした。あわせて約8割(77.8%)が、何らかのかたちで"文化の違いかも"と感じる場面に出会っています。一方で、「ない」と答えた人も約2割(22.2%)いました。

「最近はあまり感じない」「文化より個人差や世代差の方が大きい」といった声もあり、感じかたや捉えかたは人それぞれだとも言えそうです。
制度やルールそのものよりも、「言わなくてもわかるよね」「これくらい伝わっているはず」。そんな“暗黙の前提”の部分で違いに気づくことが多いようです。コメントにも「文化の違いより、マインドセットや世代の違いの方を実感することが多い」という声があり、職場で出会う“違い”は、文化・世代・個人・経験などが重なり合って生まれているのかもしれません。
▶︎そんな違いに出会ったとき、どんな対応をしている?
「まずは文化として受け止めた」「自分から伝えた」「ルールを見直した」が同率1位。“理解する”姿勢と“仕組みで整える”工夫を、その場に応じて自然に使い分けている様子がうかがえます。

また、振り返って「文化の違い?改善できたこと?」を聞いた問いの最多回答も、「どちらの面もあったと思う」でした。続く「文化として受け止めることが大切」「仕組みや工夫で改善できた」もほぼ同数。

“文化”と“工夫”は、どちらか一方ではなく、行ったり来たりしながら捉えていくテーマなのかもしれません。

アンケートから見えた「解決のポイント」

ここからは、自由記述に寄せられた声をもとに、“文化の違い”と“見直せる課題”の両方を活かしていくヒントを、3つに整理してご紹介します!
────💡解決のポイント① 「文化の違い」で止めず、まず確かめる

① 違いに出会ったとき、まず原因を一緒に確かめてみる
 例)・「これは文化的な背景?それとも、進めかたの違いかな?」と相手に直接聞いてみる
  ・自分側の伝えかたや情報量に、もうひと工夫できる余地がなかったか振り返ってみる

②  "文化以外"の要素にも目を向ける
 例)・年代・経験・業務スタイルなど、文化以外の違いも視野に入れる
  ・チームでズレが起きやすいポイントを、一度みんなで言語化してみる

💭アンケートの回答
・「文化の違い」で済ませてしまっている節があるかもしれない
・差が出るのは、仕事への向き合いかたやプロフェッショナリズム。文化は配慮すべきもので、原因として使うものではない
・現状認識のズレは、ほとんどの場合が情報不足。対面のコミュニケーションが欠かせない

違いの背景には、文化だけでなく、情報の量や、ゴール・期待値のずれが隠れていることもあります。「これは文化かも?」と感じたときに、いったん立ち止まって、相手に背景を聞いたり、自分の前提を伝えたりしてみる。そうすることで、本当に向き合うべきものが見えてきます。
"文化"はラベルではなく、対話を始めるための入口として扱う。そんな姿勢が、ひとつめのヒントです。
────💡解決のポイント② 「言わなくてもわかる」を手放し、ゴールと期待値を言語化する

① 業務のゴールと期待値を、ひと言で言葉にする
 例)・「この仕事のゴールはここ」「優先したいのはここ」と最初に共有する
 ・期日や成果物のイメージは、できるだけ具体的に伝える

② 共通認識をつくる、小さな仕組みを取り入れる
 例)・タスク依頼時に、目的・期日・優先度をテンプレートでそろえる
 ・定例の場で、業務の方向性やゴールを改めて確認する時間をつくる

💭アンケートの回答
・ゴールと期待値を明確にし、ルールとして言語化する必要がある
・チームワークを円滑にするために、業務のやりかたを見直す必要があると感じた
・大事なことは、情報共有を通して改善策を見出すこと

「これくらい伝わっているはず」を手放して、ゴール・期待値・進めかたを言葉にしていく。マニュアルや手順書ほど大げさにしなくても、「この仕事のゴールはここ」「優先したいのはここ」と、ひと言添えるだけで、共通の認識はぐっとつくりやすくなります。

見える化された前提は、誰にとっても"同じスタートライン"になります。そこに立てば、文化や経験の違いがあっても、安心して走り出せます。
────💡解決のポイント③ 「文化」と「個人」を切り分け、違いを“前提”として置く

① "国籍"より、"一人の個人"として相手を見る
 例)・最初から「文化の違い」を前提に決めつけず、まず相手の話を聞いてみる
  ・国籍や所属より、その人自身の価値観や経験に目を向ける

② 違いがあることを"前提"に、チームの空気をつくる
 例)・「みんな同じ」ではなく「みんな違う」を起点に話す
  ・どんな違いも、まずは"そういうものなんだね"と受け止める姿勢を共有する

💭アンケートの回答
・関係性が深まるほど、国籍関係なく、個人の価値観や性格による違いの方が大きいと感じた
・国籍がどこであろうとも、人間は多面的。日本人同士でも文化の違いはある
・文化に限らず、年代や背景など「違い」があることが前提。どうすればズレを埋められるかを考えることが大切

「外国籍の人だから」「日本人だから」と一括りにするのではなく、まずは目の前の相手を"一人の個人"として見る。そして、文化・年代・経験・性格、どんな違いも、"当たり前にあるもの"として受け止める。違いを"前提"として置けると、「じゃあ、どうしよう?」を一緒に考えるスタートラインに立てます

これは、ポイント①②をつなぐ、土台のような姿勢かもしれません。
\GTNの具体的な取り組みは、こちらをご覧ください!/

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最後に ― 違いから生まれる「新しい視点」を、チームで面白がる

「それ、文化の違い?それとも見直せる課題?」
今回のアンケートで最も多かったのは、「どちらの面もあったと思う」という回答でした。

文化として受け止めたい部分もあれば、伝えかたや仕組みを工夫することで、もっとスムーズになる部分もある。多文化チームでは、その両方が自然に入り混じっています。そして、違いに出会ったとき、もうひとつ面白いことがあります。

それは、「自分はこう考えていたんだ」と、自分たちの“当たり前”に気づくこと。

「なるほど、そう来たか」
「その発想はなかった!」

そんなふうに、一度面白がってみると、チームに新しい視点や会話が生まれていきます

違いは、“乗り越えるもの”というより、新しいアイデアと出会うきっかけなのかもしれません。

気持ちよく働けるチームは、そんな小さな発見を重ねながら、少しずつ育っていくのかもしれませんね。
GTNお悩み相談室💭のアーカイブ記事もご覧ください

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4回目の「GTNお悩み相談室」はいかがでしたか?

これからも皆さんのお悩みに寄り添いながら、解決の糸口を一緒に探していきたいと思います。「こんなことを取り上げてほしい」という声があれば、ぜひコメントで教えてください✨

これからも「GTNお悩み相談室」をどうぞよろしくお願いします☺

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