【GTNお悩み相談室 #3】働き方の価値観、どう理解を深める? 多文化職場のリアルな調整術

「GTNお悩み相談室」第三弾!今回のテーマは、「多文化のチームで働く中で、働き方の価値観が違うと感じるとき、どう理解を深める?」です。休暇の取り方や残業への考え方、仕事とプライベートの線引き……同じチームで働くからこそ迷いがちなポイントを、どうやって“歩み寄り”に変えていけばいいのか。GTN社員の声と現場の工夫から、無理なく気持ちよく働くためのヒントをお届けします!(EP202)
今回のテーマは…休暇、残業、就業時間…「働き方の価値観の違い」を、チームでどう整える?
多国籍チームで働くGTNから発信する「GTNお悩み相談室」。
第3回のテーマは、就業時間や残業、休暇などをめぐる“働き方の価値観の違い”。
同じチームで働くからこそ迷いやすいポイントを、無理なく気持ちよく進めるためのヒントを探っていきます。
だからこそ、「どちらが正しい」という話ではないと頭では分かっていても、現場では戸惑ったり、判断に迷ったりすることも少なくありません。
だからこそ今回は、働き方の違いを“個人のがんばり”で埋めるのではなく、チームとしてどう歩み寄るかに注目。GTN社員の声と現場の工夫をもとに、調整のヒントを探っていきます!
社内アンケートで探る、働き方の価値観のリアル
その結果、「ときどきある」「よくある」と答えた人が約半数を占める一方で、「あまりない」「ほとんどない」と感じている人も同じくらいいることが分かりました。
働き方の価値観の違いは、誰もが必ず困るものというよりも、感じ方や受け止め方に個人差があるテーマだと言えそうです。
また、どんな場面で違いを感じたかを聞くと、残業への考え方や休暇の取り方、仕事とプライベートの線引きなど、日常の業務に直結するポイントが多く挙がりました。
制度そのものより迷いやすいのが、「どこまでが当たり前?」「どう振る舞うのがよさそう?」という“空気のルール”。
日本の職場では、ルールがあっても運用は人やチームに委ねられている場面も多く、その分、判断に迷うこともあります。特に多文化のチームでは、こうした前提がそろっていない分、すれ違いが起きやすくなるのかもしれません。
そこで次は、アンケートで多く挙がった工夫をもとに、解決のヒントを紹介します!
アンケートから見えた「解決のポイント」
個人の工夫だけに頼らず、チームや組織として整えていくこと、そして違いのを理解することも大切だと感じている声が多く寄せられました。
特に多かったのが、次の3つの工夫です。
① その場の判断に任せず、共通の対応フローを用意する
例)・急な休みが出た場合の連絡先・連絡手段を決めておく
・不在時の業務引き継ぎ方法を、簡単なテンプレートで共有する
② 個人差が出やすいテーマこそ、ルールとして明文化しておく
例)・休暇申請の期限やフローを文書で共有する
・残業や勤務時間について、会社としての基本的な考え方を示す
•毎回説明が必要だと、受け取り方に差が出てしまう
•何がOKで何がNGなのか、共通ルールがあると安心
•コミュニケーションだけに頼らず、仕組みで支えてほしい
働き方をめぐる価値観の違いは、「話し合えば解決する」だけでは追いつかない場面も少なくありません。だからこそ、まず必要なのは判断の基準をそろえること。個人の配慮や努力に委ねるのではなく、あらかじめ「こういう場合はこうする」という共通の型を用意しておくことが大切です。
ルールは、対話を減らすためのものではなく、対話をしやすくするための土台。
明文化された仕組みがあることで、迷いや遠慮を減らし、誰もが安心して行動できる環境につながっていきます。
① 国や地域ごとの働き方・文化を知る機会をつくる
例)・各国の祝日や一般的な就労時間について、社内記事や簡単な資料で紹介する
・「その国ではこういう考え方が多い」と前提を共有する場を設ける
② “なぜそうするのか”を一言添えて伝える
例)・「時間厳守=相手の予定を尊重するため」
・「勤務時間外の連絡を控える=プライベートを大切にするため」
・国や個人によって前提が違うので、背景を知りたい
・なぜそのルールがあるのか分かると納得しやすい
・違いがある前提で話せると、気持ちが楽になる
働き方の違いは、本人の姿勢や意欲の問題ではなく、国や地域、職場ごとに育まれてきた文化や環境の違いから生まれるものです。どちらか一方が我慢するのではなく、まずはお互いの前提を知ることが調整の出発点になります。
日本の職場で大切にされてきた考え方も、世界の中では一つの文化です。その背景を共有しながら、「なぜそうしてきたのか」「何を大事にしているのか」を伝え合うことで、歩み寄りの選択肢は広がっていきます。
① チームや上司が間に入り、調整できる仕組みをつくる
例)・本人同士で抱え込まず、困ったときは第三者に相談できるルートを用意する
・判断に迷うケースは、上司やチームで一度共有する
② ルールだけで割り切らず、柔軟に調整できる余白も残す
例)・家庭事情や体調など、個別事情に応じて相談できる運用にする
・「例外対応があってもいい」ことをあらかじめ共有しておく
・個人同士だけだと、どうしても言いづらく、抱え込んでしまうことがある
・上司や第三者が間に入ることで、状況を整理しながら冷静に話し合いやすくなる
・チームで業務が回るように整っていると、休むことへの心理的ハードルが下がる
どれだけルールを整えても、すべてのケースを想定することはできません。だからこそ、イレギュラーな場面では「人が間に入れる」余地を残しておくことが大切です。
GTNでは、就労時間や残業等については労働基準法その他関連法令を前提とした上で、各チームでの運用を工夫しています。
仕組みと人の判断、どちらか一方ではなく、両方が補い合うことで、多文化な職場はより安心して、しなやかに回っていきます。
最後に ― 働き方の違いは、多文化を知るチャンスでもある!
アンケートの中には、
「ベトナムで働いたとき、朝7時半スタートで、お昼休みが2時間半あったことに驚いた」(※)という声もありました。
国や地域が変われば、働き方の“ふつう”も変わります。
その土地ならではの就労文化を少し知るだけで、「なぜそうなるのか」の背景が見えてきて、理解しやすくなることもあります。
大切なのは、どちらかに合わせることではなく、違いがある前提で「じゃあ、どうしよう?」をチームで考えていくこと。調整していくプロセスそのものが、多文化職場ならではの力につながっていくのかもしれません。
背景を知って、必要なときに対話しながら、よりよい形を探していく。そんな積み重ねが、無理なく気持ちよく働ける環境につながっていきそうです。
(※)本内容はあくまで一例です。実際の勤務時間や休憩時間は、地域や企業により異なります。
これからも皆さんのお悩みに寄り添いながら、解決の糸口を一緒に探していきたいと思います。「こんなことを取り上げてほしい」という声があれば、ぜひコメントで教えてください✨
これからも「GTNお悩み相談室」をどうぞよろしくお願いします☺









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