【多文化チームの新卒採用ストーリー vol.1】 即戦力だけでは作れない未来へ。GTNが総合職新卒採用に本気で取り組む理由

2026年06月30日

【多文化チームの新卒採用ストーリー vol.1】 即戦力だけでは作れない未来へ。GTNが総合職新卒採用に本気で取り組む理由

近年、即戦力となる中途採用やジョブ型採用への関心が高まる一方で、少子高齢化や人材の多様化など、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。約20の国・地域出身のメンバーが働き、外国籍スタッフが全体の約70%(※)を占めるGTNもまた、多文化チームづくりの最前線にいる企業のひとつです。そんなGTNが近年力を入れているのが、総合職新卒採用です。なぜ今、新卒採用なのか。そして、多文化社会が進む時代において、企業はどのような人材と出会い、育てていくべきなのか。GTN人事部長の鈴木さんに話を聞きました。(EP219) (※)2026年4月時点/対象範囲:全スタッフ

「未来の担い手を育てるために」──GTNが今、新卒採用に踏み出した理由

GTNはこれまで、中途採用やアルバイトからの社員登用を中心に事業を成長させてきました。ではなぜ今、新卒採用を本格化しているのでしょうか。

GTNの新卒採用は、国籍や文化的背景を問わず広く門戸を開いています。2026年の新卒採用も約67%が海外にルーツを持つ方(※)など、多様なバックグラウンドを持つ人材です。こうした多様な人材を迎えながら、GTNは次の時代を担う仲間を育てる採用へと舵を切っています。

「GTNは今、事業としても組織としても次の成長フェーズに入っています。これまでは、目の前の事業を伸ばすために即戦力人材を中心に採用してきました。しかしこれからは、5年後、10年後のGTNを担う人材を、私たち自身の手で育てていくことが重要になります。社会人経験のない新卒だからこそ、真っさらなキャンバスにGTNの価値観や事業への想いを描きながら、未来の担い手へと育てていきたいと考えています」

そう語る鈴木さんは、新卒採用を「未来への投資」と位置づけます。

「今のGTNには、新卒を受け入れ、育て、挑戦させられる環境が整ってきました。教えられる先輩がいて、経営経験や経営目線を持つ上長がいて、若手に任せる文化もある。だからこそ、まっさらな状態で入社した人にGTNのミッションや価値観を伝え、将来の事業リーダーへと育てていける段階に来たのだと思います」

「私たちは、誰でもいいから採用したいわけではありません。GTNのミッションや価値観を自分ごととしてとらえ、未来を任せたいと思える人と出会いたい。だからこそ、新卒採用にも本気で向き合っています」

※2026年新卒内定者に占める割合。当社基準による集計。外国籍または、日本以外の場所で10年以上生活した方。

「配属される」のではなく、自分のキャリアを描く

ジョブ型採用が広がるなかで、GTNは総合職採用にこだわっています。そこには、配属先ありきで人材を集めるのではなく、一人ひとりの可能性と向き合いながら、長期的なキャリアをともに育んでいきたいという考えがあります。

「もちろん専門性は大切です。ただ、新卒採用において私たちがより重視しているのは、特定のスキルよりも、事業を広く捉える力や、自ら考えて動く姿勢です。GTNの事業は、住まい、保証、生活サポート、通信、金融など、外国人の生活に深く関わる領域に広がっています。だからこそ、一つの部署だけを見るのではなく、会社全体の可能性を理解しながら成長してほしいと考えています」

入社後は、全部署研修を通じてGTNの事業全体を学びます。そのうえで、本人の希望と各部署からの指名を踏まえ、配属先を決定していきます。

鈴木さんはこの仕組みを「ドラフト会議のようなもの」と表現します。

「新卒社員が一方的に配属されるのではなく、自分の意思を持ってキャリアを考え、各部署も本気で迎え入れる。本人の希望と会社の期待が重なるところを探していくので、配属後の納得感も高くなります。新卒で入るからこそ、最初から一つの専門領域に閉じる必要はありません。自分の可能性を広げながら、GTNの成長とともに自分自身も成長してほしいと思っています」

GTNが見ているのは、経験よりも「人の芯」

本年度入社した、新卒社員のメンバーと。

では、GTNはどんな人材を求めているのでしょうか。

「GTNが新卒採用で重視しているのは、現時点で完成されたスキルや経験の多さではありません。むしろ大切にしているのは、その人がどのような価値観を持ち、何に向き合い、どのように成長していける人なのかという『人の芯』の部分です」

鈴木さんが挙げるキーワードは、「成長意欲」「利他の精神」「チャレンジ精神」「主体性」「ダイバーシティへの親和性」。

「学生時代に何をしてきたか以上に、それにどんな思いで取り組んだのかを見ています。留学でも、ゼミ活動でも、部活動でも、アルバイトでも構いません。大切なのは、自分で目標を持ち、周囲を巻き込み、最後までやり抜いた経験があるかどうかです」

GTNは、外国籍であることや、留学経験があること自体を評価しているわけではありません。大切なのは、その経験を通じて何を考え、どう行動したのかです。

「多文化共生に関わる仕事だからこそ、相手の立場を想像し、自分から一歩踏み出せる人と働きたいと思っています」

語学力も必須条件ではありません。GTNには、外国人支援を学んできた学生やスポーツに打ち込んできた学生など、さまざまな背景を持つ人材が集まっています。
共通しているのは、変化を楽しみ、自ら挑戦できること。そして、自分の成長だけでなく、誰かのために力を使えることです。

「優秀さとは、単に学歴や語学力だけではありません。自分で考え、行動し、周囲を巻き込みながら成果を出せるかどうか。GTNでは、そういう人が大きく成長していきます」
鈴木さんが印象的な出来事として挙げたのが、26卒内定者同士の交流の場でのこと。休憩時間に日本人の新卒メンバーが集まって話をしていた際、外国籍メンバーが一人加わると、周囲の日本人メンバーが自然に英語へ切り替えて会話を始めたといいます。

大切なのは語学力そのものではなく、相手を受け入れ、歩み寄る姿勢です」

誰かに促されたわけではなく、相手にとってどんなコミュニケーションが心地よいかを考え、自分たちで行動する。その姿には、GTNが大切にしている主体性や利他の精神、多様性を前向きに受け入れる姿勢が表れています。

完成された即戦力ではなく、仲間とともに成長しながら未来をつくっていける人材。GTNが求めているのは、そんな人たちです。

新卒採用は、組織そのものを変えていく

「新卒だから遠慮してほしいとは思っていません。むしろ、新卒だからこそ出せる意見や感覚があります。若い世代の視点が入ることで、会社全体も変わっていくんです」

実際にGTNでは、新卒採用を続けるなかで社内の受け止め方にも変化が生まれてきました。

「経験の浅い人が入ってきて、育てなければならない。自分の業務に加えて教育にも時間を割く必要があるので、最初は確かに負荷を感じる声もありました」

しかし、そうした見方は徐々に変わっていったと鈴木さんは話します。

「今では『新卒を配属してほしい』という声が各部署から上がるようになっています」

新卒社員たちは学ぶ意欲が高く、業務改善の提案をしたり、若い感覚ならではのアイデアを出したりすることで、周囲にも良い刺激を与えています。また、人を育てる過程で、教える側にも変化が生まれました

「新卒の勢いに刺激を受けて、ベテラン社員が自分自身を見つめ直すこともあります。それも含めて、組織全体の底上げにつながっているのだと思います」

新卒採用は、未来への投資

「GTNの未来をつくる採用です。人手不足を補うためではなく、これからのGTNを担い、新しい価値を生み出していく人材と出会うための採用です」
GTNは、新卒を大量に採用したいわけではありません。会社の未来を自分ごととして捉え、挑戦し続けられる人と本気で向き合いたいと考えています。
採用市場が変化する今、多くの企業が「今できること」に注目しています。しかしGTNが見ているのは、その先です。
GTNの新卒採用は、これから何者になりたいのか、どんな社会をつくりたいのかという問いに向き合う人との出会いを目指しています。
次回は、GTNがどのように多様な背景を持つ学生と出会い、安心して応募できる採用プロセスを設計しているのかをご紹介します。

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