世界3億人に愛されるスポーツ「クリケット」って?(前編)母国を離れても、“好き”でつながれる場所

国を越えて新しい場所で暮らし始めても、好きなスポーツを楽しめる。そこに行けば、一緒に楽しむ人がいる。そんな場所は、新しい土地での暮らしを豊かにしてくれるのかもしれません。 世界で約3億人に親しまれているクリケット。GTNは、日本でも好きなことを楽しみ、人とつながれる環境を広げたいという思いから、日本クリケット協会(JCA)の「共生パートナー」として活動を応援しています。 5月31日(日)、GTNのメンバーは栃木県佐野市で開催された「JCAパートナーデー」に参加し、試合観戦やクリケットを体験。世界で愛されるクリケットとは、いったいどんなスポーツなのでしょうか。その魅力と、会場で生まれた交流をレポートします。(EP222)
🏏クリケットって、どんなスポーツ?
①世界で約3億人がプレーし、10億人以上のファンを持つクリケット(※)。イギリス、インド、パキスタン、オーストラリアでは国民的人気を誇るスポーツです。
②野球と"親戚"のようなスポーツ。「打って、走って、守る」が基本で、ボールは360度どこに打ってもOK。
③長時間の試合では、紅茶をのみながらゆったり観戦する文化も。試合だけでなく、その交流時間を楽しむのも、クリケットならではの魅力です。
そして、2026年の愛知・名古屋アジア競技大会の正式競技、2028年のロサンゼルス五輪では128年ぶりに正式競技へ復活することも決まり、日本でも注目度が高まっています。
(※)出典: International Cricket Council(ICC)「First global market research project unveils more than one billion cricket fans」(2018年6月27日)。競技人口は「More than 300 million participants」と公表。
国内最高峰の試合を生で観戦
当日は、日本クリケット協会が主催する国内最高峰の女子クリケット大会「佐野市女子日本プレミアリーグ(WJPL:Women’s Japan Premier League)」の最終日が開催されていました。
日本代表選手を中心としたチームや海外招待チームなど、4チームが総当たりで戦います。国内外のトップ選手によるハイレベルなプレーはもちろん、さまざまな国や文化的背景を持つ選手たちが自然に交流する姿も印象的でした。
広大な天然芝のグラウンドでは、スタジアム観戦とはまた違う開放感が広がります。青空の下で試合を眺めていると、自然と周囲との会話も弾み、ゆったりとした時間が流れていました。
クリケットが生む、垣根のない交流

呉
この日、会場で出会ったのは、同じパートナー企業のメンバーだけではありませんでした。試合に出場する選手の皆さんやそのご家族、地域の方々、さまざまなルーツをお持ちの方々が、思い思いに時間を過ごしている様子が印象的でした。

山﨑
二人組のペア戦では、スリランカ出身の小学生の女の子とペアを組ませていただきました。最初は緊張していましたが、一緒にボールを追いかけるうちに、自然と会話が増えていきました。勝ち負けよりも、初対面の方と打ち解けられたことが、何よりうれしい発見でした。
初めてバットを握るメンバーも、コツを教わりながらホームラン競争に挑戦!狙った通りに飛ばすのは、見ている以上の難しさでした。
クリケットが、人の集まる場所をつくる
現在JCAでは、栃木県だけでなく、宮城県、東京都、千葉県、神奈川県、静岡県、大阪府、愛知県など全国各地で、クリケットを「やってみたい」と思った人が気軽に楽しめる環境づくりを進めています。
「クリケット場がある街では、やりたければやれる環境をつくりたい。」
JCA CEO・宮地直樹さんのその言葉には、競技を広めることだけでなく、好きなことをきっかけに人が自然につながり、新しい土地でも「ここに居場所がある」と感じられる場を増やしていきたいという思いが込められていました。
JCA CEO・宮地直樹さん。GTNのバナーが掲げられたベンチ前にて。
国を越えて新しい場所で暮らし始めても、好きなことを楽しめる。そこに行けば、一緒に楽しむ人がいる。そんな場所があることも、その人らしく豊かに暮らすための大切な一部なのかもしれません。
では、クリケットはなぜ、これほど多様な人たちを引きつけ、人と人とのつながりを生み出すのでしょうか。
後編では、JCA CEO・宮地直樹さんと、女子日本代表として活躍する楠田ネーン恵麗和(エレナ)選手に、クリケットが育むコミュニティや、多文化社会とのつながりについて詳しく伺います。





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