【お客様の声】 外国人スタッフの定着を支える介護現場へ。地方施設が挑む、特定技能人材とともに生きる未来|林泉会様

高齢化と人口減少が進み、日本各地の介護施設では人手不足が深刻さを増しています。香川県で介護老人保健施設「グリーンヒル満濃」を運営する医療法人社団林泉会では、2024年からミャンマー出身の外国人スタッフ2名の採用をスタート。この決断を下したのが、医師として東京でも勤務しながら、施設の運営に携わる林泉会代表理事の林良宣さんです。 今回は林さんに、外国人材の受け入れを決めた背景や、現場で起きたカルチャーギャップ、そして「共に働く」ことの本質についてお話を伺いました。
懸命な働きぶりが築く信頼、その先にある成長へ

利用者の方々の反応も良く、「やさしいね」といった声がよく聞かれます。丁寧な振る舞いや穏やかな話しぶりが、利用者さんとの距離を縮めていったのだと思います。
語学力は、在留資格の維持にも将来の定住にも関わってくる大切な要素です。
でも地方だと、外国人向けの日本語研修がそもそも開催されていなかったり、人数が集まらないと開講できなかったりして、現実的にはなかなか厳しいんですね。それならもう、「自分でやるしかない!」と、小学生の漢字ドリルを買って、漢検の6級くらいを目指して少しずつ教えています。
社員旅行で広島に行く予定もあるので、「厳島神社ってどんなところ?」といった、“ついで勉強”なんかも取り入れたりして(笑)。

「日本で暮らしていくには、資格も日本語も必要なんだよ」って、彼女たちが日本で安定した生活を送れるように思いを込めて伝えているんですが、まだその意味までは腑に落ちていないように見えるときがあります。
まだ2人も若いので仕方ない面はありますが、「これは自分の人生の話なんだ」と気づいて、自分の頭で考え、自分の意思で動けるようになってくれたら——それが一番うれしいですね。
地方が求める、外国人とともに生きていくために必要なこと

特に心強いのは、毎月の1対1の面談で、日々の不安や困りごとを丁寧に拾い上げてくれること。GTNさんは、本人たちに寄り添いながら、私たち施設側とも密に連携してくれています。単なる形式的なチェックではなく、「定着」を支える対話の時間になっているのが印象的です。
自転車の件もそうでしたが、彼女たちにとってGTNさんは、「なんでも相談できる存在」であり、僕たちにとっては「代弁してくれる存在」でもあると感じています。
私の地元・香川のような地方では、年々人も建物も減って、生活インフラも維持が難しくなってきています。そんな中で、「外国人を受け入れないと社会が回らない」という、強い実感があります。日本人を待ち続けて限界を迎える前に、受け入れる覚悟を持って一歩踏み出すことが、地域にも私たち自身にも必要な選択なのだと思います。
そうして外国人材を受け入れた後が、また次の問題です。どうすれば定着し、地域の一員として根づいていってもらえるのか——。そのための情報や仕組みは、地方ではまだまだ不足していると感じています。
だからこそ、生活のこと、日本語の習得、そしてその先のキャリアまで、一緒に考えてくれるGTNさんのような存在がいてくれることは、本当に心強いです。経験と知見のあるパートナーが、未来への道筋まで伴走してくれることに、これからも大きな期待を寄せています。
本日は、ありがとうございました!

左 茶谷 直樹さん(GTN グローバル人材支援部 登録支援ユニット リーダー)
右 林 良宣さん(医療法人社団林泉会 グリーンヒル満濃 理事)
EI EI KHINE (イ イ カイン)さん
彼女たちは職場や地域にも少しずつ慣れてきて、前向きに頑張っている姿が見られます。同じミャンマー人として、母国語で丁寧に寄り添い、安心して何でも相談できる味方でありたいと思っています。これからも小さな変化に気を配りながら、生活・仕事・心の面で手厚い支援を続け、長く安心して働けるよう支えていきたいです。

外国人採用・定着に、悩んでいませんか?
GTNでは、国内外から貴社のニーズに合った外国人材をご紹介から、入社後の定着まで、しっかりとサポートします!
▶️ 人材サービスの詳細を見る
いいね!
コメントがありません。
コメントする