【お客様の声】外国人採用で職場に変化!GTNの人材紹介を利用した不動産会社の取り組み|アービック様

外国人向けの賃貸物件の需要が日に日に高まるなか、「アパマンショップ」を運営する株式会社アービック様では、2025年度から外国人スタッフの採用をスタート。この新たな挑戦を決断したのが、快活かつポジティブな人柄で周囲からの信頼も厚い同社副社長執行役員の川崎菜穂実さんです。今回は川崎さんに、外国人採用に至った背景や入社後の様子、採用に際してGTNの人材紹介サービスを利用した理由やその感想などを伺いました。
GTN・後藤社長の講演がきっかけで外国人採用に再チャレンジ

2024年の秋頃、GTNの後藤裕幸社長の講演を聞いたのが、外国人の採用を決める大きなきっかけです。今後の日本社会は外国人の働き手がいないと成り立たなくなるという話にはとても現実味がありましたし、外国人を採用するにあたって雇用側も彼らの文化や習慣を尊重しなければいけない、という話も心に刺さりました。
実は以前、中国人のスタッフを採用したら、入社してすぐにご家族の具合が悪いからと帰国し、そのまま戻ってこなかったことがあったんです。それ以来、弊社は外国人の採用に二の足を踏んでいたのですが、後藤社長のお話を伺って、あのときは我々の受け入れ体制にも問題があったのではないかと反省し、その失敗を踏まえて再度チャレンジしてみようと思いました。
不安がなかったと言えば嘘になりますが、それよりも一緒に働いてみたいという気持ちが強かったです。日本より高い給料がもらえる国がいくつもある中、あえて日本を選んでくれた人たちですから、いい関係が築けるという期待があったのだと思います。
ただ、弊社だけで募集を行うと、在留カードの真偽が判断できないなど不安な要素が多くありましたので、家賃保証サービスでもお付き合いのあった外国人サポート専門のGTNさんの人材紹介サービスを利用させていただきました。

とにかく紹介していただく外国人材が豊富で感動しました。
車の運転ができる人、転居が可能な人、明るい人など、いろいろと細かい条件を提示しましたが、その通りの人を2~3日に1人くらいのペースで次々と紹介されるスピード感には驚きです。
ご紹介いただいた人の中には、人柄や仕事のやりがいといった職種以外の要素も考慮してスクリーニングされていたので、どの求職者も魅力的だと感じました。
まずはオンラインで顔合わせを行いました。皆さん特定技能の資格を持っているだけあって日本語がとても上手でしたし、内藤さん(GTNの担当者)からも面談にまつわるアドバイスを伺っていたので、大笑いするくらいリラックスして話せたのを覚えています。
その後、実際に会ってみたいと思った方とは、弊社の社長と私、そして総務担当者を交えて対面で面談を行い、2025年4月1日までにベトナム人2名、中国人2名、ネパール人1名の、計5名の外国人を採用しました。
外国人の前向きな姿勢や上昇志向に感心。日本人スタッフにも良い影響が

嘘偽りなく、素晴らしいの一言です!
仕事に対する姿勢が前向きで、上昇志向が強いところにも感心しています。最近の日本の若者は、出世欲や金銭欲があまりなく、働くことへのモチベーションが低いと言われていますが、彼らはその真逆です。
弊社では宅建(宅地建物取引士)の資格を取得するとキャリアアップにつながる仕組みがあるのですが、それを知った彼らは、休み時間返上で勉強に取り組んでいます。将来の夢を聞いてみたら「アービックのグループ会社を作って、そこの社長になりたい」って、もうびっくりですよ!目の輝きが、本気なんです。そんな彼らの姿に感化されたのか、同時期に入社した6人の日本人新卒社員たちもとても意欲的に仕事に取り組んでくれています。
しかも、この新卒の6人と5人の外国人スタッフはとても仲が良く、仕事終わりに飲みに行ったり、休日にバーベキューを楽しんだりと職場の外でも交流を深めているようです。そうやって同期社員が切磋琢磨する姿を見ていると、こちらもうれしくなります。

まず、職場全体が活気づいたと思います。
先輩社員も彼らに業績が追い抜かれそうな勢いなので、負けじと頑張っていますね。
ちなみに、私自身も外国人スタッフと話していてハッとさせられたことがありました。たとえば、あるスタッフが「将来、母国の女性と結婚して一緒に住んだときのことを考えて、清掃スタッフの派遣会社を作りたい」と夢を語ったことがあったのですが、将来妻になる人が日本でも仕事に就けるよう、日本語力に自信がなくても働ける仕事を用意しようと考えていたんです。外国人として日本でいろんな不便を感じたからこそ思いつくビジネスだなと、その発想にとても感心しました。
このほかにも、日本人が思いつかないようなアイデアを次々と出してくれるので、外国人スタッフの存在が事業の可能性を広げていくのではないかと期待しています。
今のところほとんどないのですが、強いて言うなら、接客態度に国民性の違いが表れることがあって、そこで戸惑う場面はあります。
たとえば、中国人スタッフは自分の価値基準をしっかり持っているようで、お客様が気に入った物件でも「これは良くないです」と率直に伝えてしまうことがあるんです。でも、最終的な良し悪しはお客様が判断することで、スタッフ側が強く意見しすぎるのは適切ではありません。不動産の接客では、お客様の意思を尊重しながら提案する“さじ加減”が求められる場面も多いので、私たちが丁寧に教えていかなければと思っています。
メンター的な人材も採用し、外国人材が定着できる職場づくりを

まず、無給休暇というかたちにはなりますが、どんなタイミングでも長期休暇を取得できるようにしました。繁忙期と重なったとしても、中国の春節といった年間行事や親族の冠婚葬祭の際には、心おきなく帰省できると思います。
あとは、メンターとして30代前半のネパール人男性を新たに採用しました。この方は、日本企業での就労経験が長く、いろんな苦労も経験していますので、他の外国人スタッフにも親身になって寄り添ってくれています。
彼自身も現在のポジションにやりがいを感じているようで、いずれは行政書士の資格を取り、自ら申請書類を作成していきたいと話してくれていて、とても頼もしいです。
正直、どのような申請が必要か全くわからない状態で外国人の受け入れを決めてしまったので、最初は何もかもが手探りで大変でした。
そんな中、内藤さんが必要な書類の種類を教えてくださったり、書き終えた書類をチェックしてくださったりと、とても丁寧にサポートしてくださったので、本当に助かりました。外部の行政書士に一任する選択もありますが、費用もかさむので、やはり自社で作成するのが一番良いと考えています。

外国人の賃貸ニーズを幅広くキャッチできるようになると思います。
実際、母国への仕送り額を増やすために、賃料が安い物件に住みたいと考える外国人は多く、郊外の安い物件を多く扱っている我々のような不動産会社にとっては、大きな可能性があると感じています。
そんなときに、外国人スタッフがいれば、外国人のお客様はより来店しやすくなるのではないでしょうか。それもあって、近い将来、西船橋駅の近くに、外国人スタッフのみで運営する店舗をオープンさせようと考えています。
外国人への貸出自体を渋るオーナー様もまだいらっしゃるので、仲介・管理の担当者が外国人であることに対して、心配される方も少なくないのではと感じています。
ただ、何度も申し上げているように、当社に在籍している外国人スタッフは、志も勤務態度も非常に素晴らしい人材が揃っていますので、実際にお会いいただければ、きっと印象が良い方向に変わるはずです。今は、外国人スタッフに一日も早く宅地建物取引士の資格を取ってもらい、営業部員としてしっかり自信を持ってオーナー様に紹介したいと考えています。
営業職以外も外国人で増強。長いスパンで働ける環境を一緒に作りたい

その点に関しては、西船橋店の成否を見てから判断するつもりです。
現時点では営業職以外で外国人スタッフを増やしていきたいと思っています。
たとえば、SEとして社内システムの開発に携わってもらう案もありますし、内装工事の経験のある人材を集め、自社で内装事業をスタートさせるのも面白いかなと。
現在、内装業界は慢性的な人手不足に悩まされており、空き部屋の原状回復ができずに貸し出せない状態が続いているんです。その結果、大きな機会損失が発生している状況なので、確実にニーズがあると感じています。
結婚や子育てなど、彼らのライフステージが変わっても働き続けられる環境を整えていきたいと考えています。また、先ほどお話しした「配偶者のための新事業」を起こしたいという想いがあるなら、そのサポートもしてあげたいですね。やはり、本人だけでなく、そのご家族にも「日本に来て良かった」と思ってほしいので、そうなれる環境を一緒に作っていけたらと思います。
個人的には、皆のことが本当に可愛くて仕方がなくて(笑)。それこそ親になった気分で、彼らの成長を見守っていきたいです!
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左:内藤 友貴さん(GTN キャリアデザイン部 マネジャー)
右:川崎 菜穂実さん(株式会社アービック 副社長執行役員)
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510
2025年7月23日
アービックさんはほんと素晴らしい会社ですね!
エスラ
2025年7月14日
アービック様の素晴らしいお取り組み、大変うれしく拝見いたしました。
外国人の皆さんが日本で安心して働けるように、GTNも全力でサポートいたします。
文化や言葉がちがっても、同じ職場で助け合いながら働くことができる。
そんな環境が、少しずつ日本に広がっていることをとても誇りに思います。
今後も、働く人・企業・地域、みんなにとってプラスになるサポートを続けてまいります。
アービック様、本当にありがとうございます。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
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