ズバリ!聞いてみた!「特定技能とは?働く外国人はどう思っているの?」

2022年09月22日

ズバリ!聞いてみた!「特定技能とは?働く外国人はどう思っているの?」

GTNの強みを凝縮したと言っても過言ではない”特定技能セクション”が、入国緩和によりどんどん注目を集めています!特定技能とは?を解説しつつ、働く外国人が感じていること・やりがいを温かいエピソードと合わせてお届けします☆

みなさん、こんにちは☀
今回は初登場👏生活サポート部の特定技能セクションのインタビューです😊

「特定技能って言葉よく聞くけれど、実際にはどんなビザ?
「GTNの特定技能セクションってどんなことをしているの?
っと、特定技能についてわからないことがある方✋

この記事を読めば特定技能についてはもちろん、働く外国人人材についても理解を深めることができます!!
ぜひ最後までご覧ください♪

まずは自己紹介をお願いします!

特定技能セクション 桑原有香さん

桑原有香(くわはらゆか)と申します。GTNに入社して1年半くらいになります。私は新大久保支店に移動するまでは、特定技能セクションとして営業と企業さんとのやり取り、教育をやってきました。今はサポート部に入り、セクション全体で特定技能で働く外国人の定期面談をやっています。

特定技能セクション DE LEON GRACE CARDINOさん

私はグレイスと申します。今まで外国人人材の仕事に携わってきました。GTNに入社してそろそろ2年になります。どうぞよろしくお願いいたします。

■特定技能とは?

ー特定技能のビザについて教えてください

グレイス:2019年4月にできた新しい就労ビザになります。14業種で最長5年の就労資格を得ることができます。取得するにはその業種の試験と日本語の入力試験を受ける必要があります。技能実習のビザとの違いは、技能実習だと最長3年の就労資格になり、あくまでも実習を目的として働きます。それに比べ、特定技能のビザは就業条件は日本人と同じ条件で働くことができます。さらに1号から2号になると海外から家族を呼ぶこともでき、5年以上働くことができます。
桑原:今年4月から入国緩和され、特定技能で働きたい外国人は増えているのですが、なかなかビザがおりないのが現状です。申請している企業も多いので、その分時間がかかっているんだと思います。技能実習は技能を学びにきているので、就労ではないんですよね。なので、就労という意味だと特定技能は始めて技人国以外で働けるビザになります。しかも、日本人と同等条件ということで、入国管理局に”同じ職種で同じ対価を支払っている証明書”を出す必要があるんです。なので、特定技能は【外国人が日本でフェアに働けるビザ】なんです!

ー特定技能外国人を採用するメリット

グレイス:一番のメリットは外国人が持っているホスピタリティの部分だと思います。あと5年間という長い期間働いてもらえるということですね。

桑原:自分が日本人で言うのもなんですが…やる気もホスピタリティも外国人の方が高く感じるんですよね。私たちが働いている外国人の方に頭を下げたくなるくらい一生懸命に働いてくれるんです。やっぱりそういう頑張る姿を見ると企業さんも「外国人材が欲しい」と思われるのでリピートされる企業さんの気持ちがよくわかります。
桑原:また、介護は日本人の離職率が高い職種ではあるのですが、外国人からするとビザがあるから働く…ではなく、この介護の仕事が好きだから働いている方が多いんです。「お年寄りのお世話をしたい」という感じでモチベーションとは違うんですよね。特にマイルス(グレイス)さんの母国でもあるフィリピンのホスピタリティは異常に高いんですよ。

グレイス:そうですね、フィリピン人は小さい頃から「看護婦さんになりたい!」という子が多いですね。世界的にもフィリピン人の看護婦さんは多いと思います。温かい気持ちと明るい性格を持っている国だからですかね。あとフィリピンは結婚しても家族と同じ家で生活をします。なので、小さい頃からおじいちゃん・おばあちゃんと一緒に過ごしているので、お世話したりサポートすることは普通のことなんです。

桑原:フィリピン人やインドネシア人で20代で、「おじいさんのお世話をしていました」っていう人が結構な割合でいるんですよね。お風呂に入れてあげたり、着替えさせてあげたり。日本人は老人ホームがあったり、自分のお父さんやお母さんがお世話をしていたりするので、経験することがないんですよね。
グレイス:フィリピンには都市部には老人ホームがありますが、数は少ないですし、フィリピン人の利用者数も少ないです。なので、日本に来て介護の仕事に就いても、母国で家族のお世話にしていた経験があるので抵抗もないですし、進んで行動することができます。

桑原:日本は少子高齢化社会なので、もしかしたら私がおばあちゃんになったら介護スタッフが全員外国人になっているかもしれないです(笑)これからどの業種においても、特定技能のビザは盛り上がりを見せると思いますね。

ー特定技能外国人を雇用する難しさ

桑原:まずはビザを取得する部分で新しいビザになるので、今までとは書類も違うし、出来立てのビザになるのでルール変更も頻繁な点だと思います。企業さんからすると、外国人を採用するだけでも大変なのに、新しいビザの手続きや煩雑な手続きがあったり、入国するにあたっての準備もあるのでなかなか簡単なものではないと思います。技能実習生は管理団体が連れてきてくれて、毎月様子を見に行ったりサポートや管理をしてくれるんです。しかし、特定技能はあくまで就労ビザになるので、言ってしまえば入社したら日本人従業員と一緒で個人が就職するのと同じなんですよね。

なので、入国してから「転入届はどこに出すの?」「銀行口座はどうやって作るの?」「携帯持ってない…」などやることってたくさんあるんです。こういったところから、費用はかかってしまうのですが、登録支援機関にお願いすることで、煩雑な手続きのサポートはやってくれるし、入国から送迎・フォローまでの義務的に支援しなくてはいけない項目をクリアすることができます
グレイス:技人国のビザでは単純作業の仕事に就くことはできなく、そこで人手不足になっている14職種に対して外国人も働けるように出来たのが特定技能のビザなんです。それは、日本人が積極的に就かない仕事だったりもします。ビルクリーニングや介護とかですね。

桑原:必ず登録支援機関にお願いしなくてはいけないわけではないのですが、やはり新しいビザでわからないこともあり、手続きやフォローも大変なことから、登録支援機関にお願いする企業さんが多いのが現状ですね。入国するまでが一番やることがあるように見えるのですが、働き始めた後の5年間の方が重要だと思います。

グレイス:生活面でのサポートでゴミの出し方とか、日本の文化やルールを伝えたり、細かな部分までフォローが必要になるんですよね。

■GTNの特定技能セクションについて

GTN|特定技能で働く外国人材支援にお悩みのご担当者様へ

特定技能で働く外国人材支援に関するご案内。株式会社グローバルトラストネットワークスは登録支援機関として2019年5月28日に正式登録されました。

ー特定技能セクションのメンバーについて教えてください

桑原:特定技能セクションは少人数多国籍だなと思います。今は6名で、ここ数ヶ月の激動は5名で乗り越えてきました。日本人2名、フィリピン人2名、インドネシア人1名だったんですが、それぞれ専門・得意分野があるんです。7月からはサポート部に入って業態が変わったのですが、元々はみんな違う業務をやっていました。マイルス(グレイス)さんは人材を見つけてスクリーニングして、最高・最適な候補者を見つけ出すスペシャリストです。前職からずっと人材に関わる仕事をされてきて、いろんな人と話してきているので、スクリーニングで培った力が今やっている定期面談のカウンセリングにピッタリなんですよね。

グレイス:プライベートな相談もたまに受けますよ!

桑原:そうなんです、他の人だと話してくれないことでもマイルス(グレイス)さんだと心を開いて話す方が多いんです。介護施設って少し距離があったりするので、「バスで食べな~」ってお弁当を持たせてあげたり、いつも支えになってあげているんです。定期面談に集中するようになってからも、カウンセリングの力が素晴らしいので一番活躍していると思います。
桑原:メリーロースさんはビザのスペシャリストですね。彼女は見極める力がすごくて、ビザ申請に引っかかりそうな部分を事前に教えてくれたり、事前に解決をしておいてくれたり、細かいところをキッチリ抑えられる人ですね。まるで刑事みたいな観察眼です(笑)

アユさんは入社して半年ちょっとなんですが、今サポートしている人材の8割がインドネシア人なので、言語の部分でも生活のサポートでも大活躍中ですね。

川端さんはこの業界長いので、生き字引のように困ったら川端さんに聞く感じですね。羅針盤みたいな存在です。弁護士みたいです(笑)

そして、育休を経てさらにイケメンになって戻ってきた忠内さん!忠内さんはみんなの心のよりどころのようにドンと構えていてくれる、正に「縁の下の力持ち」。困ったら忠内さーん、のような感じです。
グレイス:桑原さんはすごく優秀な方で、アドバイスもできるし、マネジメントもできるし、営業もできるし、企業対応はすごく細かい部分までできる人です。セクションのこと、社外のこと、なんでも把握していて完璧です!

ーセミナーなど、特定技能セクションで実施していることはありますか?

桑原:今までは特定技能を広める為にセミナーやイベントを実施していました。今はサポート部と一緒にワークショップをやっています。月に3回やっていて、ノウハウを伝えるものや日本語教育、介護のワークショップなど行っています。

ーGTNが特定技能外国人材支援をするにあたっての強み

グレイス:まずは生活サポートができる、あとは部屋探しのサポート、モバイル事業にクレジットカード事業もありますし、あとはGTNは多国籍なので言語対応がしっかりしているところだと思います。こんなにも全面的にサポートできる会社は他にないと思います。
桑原:特定技能で来日した方にはまず携帯電話をご契約頂きます。というのも、空港で連絡がつかないと困ってしまいますし、各現場で携帯電話がないと緊急連絡が取れないんですよね。なので、GTN MOBILEがあることで社内ですぐに手続きができて、すごく助かりますね。

グレイス:日本での生活が進むとクレジットカードが欲しいという要望などもあります。なので、なにかあればとりあえずGTNに聞けばいいという感じですね。

ー嬉しかったエピソード

桑原:GTNは介護施設からのご利用が多いのですが、やはり施設内でのクラスターはどうしても発生してしまうんですよね。登録頂いている施設でもたまたまクラスターが出てしまったことがあって、スタッフの方やご利用者さんも自宅待機になることがあったんです。その時にGTNがサポートしている2名の外国人がすごい助けになった「2人を褒めてあげてください」と施設から連絡があったんです。2人は大変な状況下の中、連勤が続いても文句も言わずシフトに入ってくれて、「働けるスタッフが少なくなっているなら私たちが働かなきゃ」とすごく頑張ってくれたらしいんですね。

それで、2人に連絡を取って「施設長さんがすごく褒めてくれていたよ」と伝えたら、「私にはフィリピンの旗とGTNの名前があるので頑張りました!」と返事があったんです。
グレイス:その2人は今年4月に施設に就職したばかりです。フィリピン人は「私は大丈夫、頑張れます」という人が多いですね。

桑原まるでGTNの社員として働いてくれているような、GTNの名を汚しちゃいけないくらいの勢いがあって、すごく嬉しくなって、セクション内で共有して「私たちも頑張ろう」と話していました。もちろんインドネシア人のみなさんも一生懸命働いてくれています。

■最後に

ー特定技能を通して描く未来

桑原:特定技能の未来って受け入れる日本人が変わることかなと思います。受け入れる器がしっかりしていないと、どんなに外国人が頑張っても限界がありますよね。なので、私たちはGTNという多国籍メンバーが働く会社で身をもって体験しているので、受け入れる方たちがどんな準備をしたら良いか、外国人と働くってこういうことだよ、としっかり伝えるようにしています。地方など高齢化で人手が足りないところでも、定住者の方たちが各地にいらっしゃると思うので、そういった方にも働いてもらうことで「外国人と働くってこういうことか」とわかってもらえると特定技能も入りやすくなると思います。
グレイス外国人の若い力をもっと活かせたらいいですよね。また、フィリピンでの生活は楽ではありません。なので、日本に来て仕事をすることで、母国にいる家族にお金を送ることができるんです。そのおかげで、毎日の食費や兄弟の学費を払うことができます。日本で働くことで、母国で生活する家族がとても助かっていると思います。さらに特定技能だと日本人と同じ条件なので、自分の日本での生活も安定して暮らせることができます。とても夢があるビザだと思いますね。

ー記事をご覧のみなさんにメッセージ

特定技能セクションは少人数ですし、今まで入国規制もあって他の部署との連携も少なかったので、お話したことのないメンバーもいらっしゃるかもしれません。これからはもっと発信していきますし、どうぞみなさんも気軽に声をかけてください!(かみつきはしません…笑)

みんなのコメント

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みかん

2022年9月28日

改めて特定技能について知ることができました!ありがとうございます。

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温泉行きたい!

2022年9月22日

読んでいて胸が熱くなりましたー!メンバーのみなさんの前向きな姿や、笑顔でチームワークで乗り越えている姿も想像できます!そして、実際に特定技能で働いている方のエピソードを読んだら、涙が出そうになりました。

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