【🎥】社内活性化☆日本で働く外国人が感じる「こんな時どうしたらいい?」~Part.2~
海外で働くとなった時、みなさんはどんなギャップを感じるでしょう?多国籍メンバーが集まるGTNで、リアルなお悩みを”ジャパニケーション講師”がスッキリ解決!!
みなさん、こんにちは☀
もう5月ですね~晴れた日には空が青々とキレイで、私はこの季節がとても好きです🌼今年のGWは制限も解除され、鯉のぼりを見られる場所も多いのではないでしょうか?🎏すぐに暑い日々がくるので、爽やかなこの季節を満喫しましょう~😊
…ということで、前回に続いて"外国人が感じるコミュニケーションギャップ"をお届けします👏
前回:ネパール・ミャンマー編はこちら👇
今回は『中国編』とアンケートから『知ってもらいたい母国の国民性と特徴』をいくつかご紹介したいと思います😊
前回に続き、「あぁ~わかる」「外国人にとってそこが難しく感じるのか…」と深い、深~いテーマですが、日本人には、とても勉強になることばかりです📝ぜひご覧ください👇
JPN2
外国人と日本人とのコミュニケーションギャップ🧐
あたらめてメンバー紹介から🎤
✨ジャパニケーション講師陣✨
🤔お悩み相談メンバー🤔
GTNメンバーからの相談スタート💪
日本語の言い回しがわかりにくい…
中国出身 セイキョクさん
中国では人と話す時に、「これ」か「これ」というように、結構はっきりしているんです。でも日本では「と思います」や「それかもしれないです」をよく使います。それを聞いていると「あれ?違う可能性もあるの?」と勘違いしてしまう時もあるんです。中国と日本の文化の違いかと思うんですが…
自信を持って言わないから、何か自分を守って相手と会話しているように気がしてしまいます。あと、”相手に何をやって欲しいか”を遠回しで言うので効率が悪いと思うんです。遠慮はいいかもしれないですが、ある程度でいいかなと。
デイビット:確かに曖昧な表現を使ってしまうんですよね。その曖昧にするのが責任回避になっているという話もありますが…そういった部分もあるかもしれません。
セイキョク:日本人同士でもあるんですか!?
デイビット:ありますよ~!でも、どちらかと言うと『自信がない』というよりも『相手を傷つけないように強く言わない』伝え方を使っているんだと思います。「~です。~ます。」と言うと、日本語だと強く聞こえてしまう場合もあるんですよね。なので、「~だと思いますよ。」にして、優しく相手が受け取りやすいような表現をしているのかなと思います。
セイキョク:「~と思います。」は、ほぼ100%と思っていいんですか?
大宮:それが…100%とは言い切れないんですよね(笑)
セイキョク:中国ではわからない場合は「知りません、わかりません」と伝えます。例えば70%しか自信のないものは「わかりません」にしますよ。
デイビット:中国は違うんですね!日本だと70%の場合は「~と思います。」を使います(笑)わからなかったら、聞き返してみるのもいいかもしれないです。
大宮:そうですね、何か不安な点ありますか?これで進めてOKですか?ってコミュニケーションが増えちゃうんですが、これでいいのかな?って思ったら聞き返した方がいいと思います。1回で答えてよ…て思うかもしれないんですけどね。
デイビット:日本人はどんな言い方が外国人に伝わりにくいか、わかっていない人がいると思うんですよね。無意識に使っているので気づけていないんですよね。
月川:今回ジャパニケーションで講師として私も学んだのですが、【ハイコンテクスト文化】ってみなさんご存知ですか?日本はこの【ハイコンテクスト文化】で、空気を読む文化なんですよね。
・直接的な表現より濁った描写を好む
・立場や状況、人間関係など配慮する姿勢を表す
・曖昧な表現を好む…
というのが日本社会なんです。こういう社会であることを、我々外国人が理解をする。
月川:私も日本に来て24年で、今まで「違う意見があるはずじゃない?」「なぜはっきり言わないんだろう」と疑問に思ってきたのですが、この【ハイコンテクスト文化】を改めて勉強して、まずは自分が日本の文化を理解して慣れようとしていなかったと気が付いたんですよね。文化に慣れた状態で話を聞いていると、今までと感じ方が変わって仕事もやりやすくなった気がします。外国人が日本に来て、日本で理解してもらいたいも大事ですし、日本もこういう社会なんだなと理解しようとするで過ごしやすくなるかもしれません。ご参考までに。
大宮:日本はチームワークを大切にする国民性で、みんなでやろう!傷つけないように配慮・気配りをしよう…という文化なので、「いい」「悪い」をはっきりさせる為に「悪い」と言ってしまうと相手を傷つけてしまうので、曖昧な表現にしたりするんですよね。これは日本人の「優しさ」「気配り」というところから生まれたのかなと思います。
デイビット:私は講師をしていて、外国人に日本の文化を教えることで日本人のようになってほしいわけではないんですよね。外国人のみなさんが日本人と同じようになってしまうと「多様性が失われるのでは」とモヤモヤしてしまうこともあります。なので、みなさんに講師としてお伝えしたいのは、「日本ってこういう社会だよ」と知ってもらうのが重要だと思っています。こういう考え方なんだな、じゃあ自分はこの日本社会に何ができるのかな?と自分の良さをうまく発揮できるようにジャパニケーションの授業は使ってもらえたらいいなと思っています。そして、外国人だけではなく日本人にもこういった授業は大事だと感じていて、お互いが理解し合えればいいなと思いますね。
曖昧な表現を好む日本文化ではっきりしないと感じる外国人も多いのかなと思いますが、この点ではゴさんも同じように感じているんですよね。
曖昧な表現がわかりにくい…
中国出身 ゴさん
そうですね、みなさんがおっしゃっていたように曖昧な表現の部分ですね。
特に日本人の「難しい」というのは、「ダメもしくは拒否」の時に使うと思うのですが、中国人では「難しいですが、出来る可能性が高い」という意味で使うことが多いんです。可能性がない時には「不可能=可能性はない」とはっきり伝えます。
よく日本人は「難しい」とか「ご遠慮ください」とか使いますよね。
日本に来て何年か経って理解していますが、日本に来たばかりの人には理解ができないなと思います。
小中:講師のみなさんはレッスンでどのようにお伝えしていますか?
大宮:先ほどの「空気を読む」「文脈を読む」という部分なのですが、レッスンでは日本文化である【ハイコンテクスト】を理解した上でコミュニケーションを取るようにお伝えはしていますね。「難しい」「遠慮してください」はNGという意味なので、それは覚えて自分の中で書き換えしてもらうのがいいと思いますね。
デイビット:「できないです」「ダメです」と日本ではっきり伝えると冷たいな、強いな…と思われてしまう場合があるんですよね。なので、相手を傷つけないように伝える手法ですよね。
大宮:そうですね。日本人に伝える時にそのように感じてしまうので、いくら仕事のパフォーマンスが良くても「この人は自己中心的なのかな、強い人なのかな」と誤解されてしまうので、文化を理解しておいた方がビジネス上でも仕事がしやすいかなと思いますね。
セイキョク:気遣うのはいい文化だと思うんですが、効率を考えるとちょっと勿体ないなと思ってしまいますね。でも、気を遣い過ぎは良くないですよね。
月川:「もっとはっきり言った方が伝わるのに」と思って、私も会議とかで「私が言わないと」と思い、強く言うようにしていた時もあったんですね。この考え方でうまくいく時もありますが、あとから「強いね」と言われることが多かったです。その時、自分の意見を言う時は相手の立場を保ちつつ、自分の意見を理解してもらうために「どうすれば自分が言いたいことをその場で伝えられるんだろう」という事前準備が必要なんだなと学びました。今はうまく伝えられている人の話し方をマネしたり、自分に取り入れようとしています。文化を理解しつつも自分の色もなくさず、伝えたいことは言うけれど、相手の立場も気にかけつつコミュニケーションが取れている方は活躍されているなと感じています。
デイビット:「この人にこうして欲しい」という目的があるのなら、どうしたら気持ちよく動いてくれるのだろうと考えて、その相手に合わせてコミュニケーションの取り方を変えるといいと思います。日本の文化、どこの国の文化がいいというよりも国籍での判断ではなく、一対一のコミュニケーションを意識するのもいいのかなと思いますね。
セイキョク:中国にも曖昧な表現の言葉がないわけではないんです。どういった場所、場面でどの言葉を使うかが重要ですよね。それぞれの国がその場面に合わせた言葉を選んで使ってるんだと思うんです。
デイビット:お互いを理解していれば、伝わりやすい言葉選びができますよね。
セイキョク:なかなかお互いを理解するのって難しいですよね?
小中:普段からのコミュニケーションで少しずつ「こう言ったらこう伝わった」というのを積み重ねて、「じゃあ今度はこう伝えてみよう」というように試行錯誤して、その人に合うコミュニケーション法を見つけていくしかないかもしれないですね。
月川:「はっきり伝えてください!」って、名札があったらいいですね(笑)
お悩み相談 お・ま・け
デイビット:前回の記事でグルンさんがアルバイト仲間に日本語を直してもらえて良かったとおっしゃっていたんですけど、私も外国人と結婚していて、家で会話をしている時に相手の日本語を直すことがあるんです。逆に私が間違った英語で話していると相手も直してくれるんです。それはお互いに「直そうね」と約束しているからなんですね。お互いに直して欲しいというのがわかっているから、できるんですよね。会社だとなかなかやりにくいかもしれないんですが、自分がどうして欲しいかをオープンにするといいのかなと思いますね。
ゼイヤー:私も外国人のお客様を対応している時に、お客様は急いでいるのに日本人がはっきり言わないという場合はメールだと伝わらないんですよね。でも電話だと状況を理解してもらえることが多いんです。文章ではなく言葉でのコミュニケーションの方が伝わりますね。
デイビット:ビジネスだと待っている相手がいることもあるので、はっきり聞いた方がいいこともありますよね。
日本人に知ってほしい母国の国民性や特徴✍
【🎥】26:50~
GTNアンケートにて『日本人そして母国以外の人にも知ってほしい、国民性や特徴』をお聞きしましたので、いくつかピックアップしてお届けします!
こちらはネパール出身のグルンさんに実際にお聞きしてみましょう。
私は日本に慣れているので縦に首を降りますが、ネパールでは横に傾けます。あくまでもカジュアルなやり方にはなるので、目上の方にはあまりしません。
『右』に傾けることが多いですかね。日本に来たばかりの人はやっているかもしれないです!
日本では電車などでぶつかった場合「すみません」とお辞儀をすると思うのですが、モンゴルでは握手をするそうです。実際に日本で握手をしようとしたモンゴルの方は相手の日本人にとても驚かれたそうです。文化の違いを感じますね。
みなさんの国にはこういった文化はありますか?
ネパールではぶつかったら、自己紹介するかもしれないです。電車に乗っていてやることがない時にも「どちらからですか?」とか話しかけたりしますね。相手も答えてくれるので、そこから会話が盛り上がりますね。
みなさん、フレンドリーなんですね!
日本のみなさんは忙しいから、話している余裕がないかもしれないですね。
こちらはGTNメンバーならではかもしれませんね!?
ゴ:赤くて【福】と書いてあるものです。
セイキョク:【福】と書いてあるんですが、それを逆さまにするんですよね。【福】が来るようにと。結構大きいものですね。
日本もお正月に門松とか飾る習慣はあるんですどね~。
知らない管理会社さんは驚かれるのかもしれないですね!
文化の違いを感じますね~👀違いってギャップもありますが、魅力や個性でもあるので、大切にしていきたいですよね!
普段何気なくとってしまうコミュニケーション🌱
相手の背景や文化が違ったり、どう伝えたらどう伝わるのか難しい…でも正解や完璧ではなくても、お互いが理解し合おうという心があれば乗り越えていけそうですね✨みなさんはどう感じましたか❓
ぜひコメントお待ちしております👇