【Let's ゴ!】20期、GTNはどこへ向かう?——後藤社長が語る「挑戦」と「共生」のこれから

2025年08月22日

【Let's ゴ!】20期、GTNはどこへ向かう?——後藤社長が語る「挑戦」と「共生」のこれから

【Let’s ゴ!】シリーズエピソード11!! GTN広報のゴが、社内外の魅力を深掘りしてお届けする連載企画。 今回は、GTN創業20期目突入を記念して、後藤社長にインタビューしました! この節目の年に掲げられたキーワードは——「挑戦」。 では、GTNにとっての「挑戦」とは何か? 社長の言葉から、一緒にその意味を考えてみませんか?

ついにGTNは、20期目に突入しました!
——そう、20期。ひとつの節目に立っていることは間違いありません。

私たちの中には、創業からずっと変わらない“挑戦者の心”が息づいています。
「GTNは、永遠のベンチャーだ」——これは、社長がよく話す言葉のひとつ。
だからこそ今、あらためて“原点”を見つめながら、次の一歩を考えるときかもしれません。
では、この20期を、どんな一年にしていくのでしょうか?どんな景色を目指して、誰とどこへ向かっていくのでしょうか?
そのヒントを聞きたくて、今回はGTN代表・後藤社長に直撃インタビュー!
制度でもなく、理念の読み上げでもなく、社長が“いま”社員に届けたい言葉を、GTNの一員として聞いてきました。
私自身、この対話を通じて、大きな節目を迎えたGTNの“今”と“これから”を、強く感じました。
それでは、Let’s ゴ!

「気づけば20期」——創業からの歩みと、いま感じる節目の重み

──20期を迎えて、率直にどのようなお気持ちですか?

「もう20年か」と振り返ると同時に、「あっという間だったな」とも感じます。創業当初28歳だった自分も、今は47歳。GTNとともに年を重ねてきました。
この節目の年に、社会が「外国人との共生」にこれまで以上の関心を寄せていることは、私たちにとって大きな意味があります。GTNが掲げてきた価値観が、ようやく社会と重なり始めた——そんな実感とともに、改めてこの20期を「挑戦の年」にしたいと考えています。

GTN創業の想いと変わらない信念——「日本への愛」と「外国人支援への使命感」

──この19年間で、何を一番大切にしてきましたか?

GTNのスタートは、まだ市場が十分に整っていなかった時期からの挑戦でした。創業当初、外国人が家を借りるのも、携帯を契約するのも、安定して働くのも容易ではない状況でした。
だからこそ私たちは、「日本人の当たり前を、外国人の当たり前にすること」に全力を注いできました。住まい、通信、仕事、金融といった生活の基盤を、国籍で分断されることなく整えていく。これは単なるビジネスではなく、使命感からくる挑戦でした。
一件一件、企業や大家さんに信念をもって説明し続けたのは、外国人が日本に失望して母国に帰ってしまう未来を避けたかったから。彼らが「この国を好きなまま」いられること——それが、未来の日本にとって不可欠だと信じていたからです。

──そこまでの行動力の源には、社長ご自身の“日本への想い”があるように感じます。その気持ちはどこから来ているのでしょうか?
理由はシンプルです。私は日本で生まれ、家族と暮らし、人生を築いてきました。「大切なものが詰まったこの国を、もっと良くしたい!」という想いが根底にあります。
この30年、日本は過去の体験を糧に歩んできましたが、変化への挑戦や世界とのつながりは、もっと広がっていける余地があるように感じます。だからこそ、日本がもっと外に目を向け、多様性を受け入れていける未来を描きたいと思っています。
学生時代の起業から様々な外国人と出会い、ともに働く中で、私自身の視野も価値観も大きく変わりました。だから今、GTNで働く仲間や数多くのお客様と一緒に、「日本と世界をつなぐ存在」でありたいと強く思っています。

組織の進化と、現場への信頼——執行役員制度で見えてきた「羊飼い型の経営」へ

──20期に入り、社内でどのような変化や成長を感じていますか?

この1〜2年で大きく変わったのは、「意思決定の担い手が増えたこと」です。かつては私が大部分の判断を担っていましたが、今は執行役員たちに権限と責任を委ね、それぞれが主体的に考え、行動しています。私は先頭を走るリーダーから、羊飼いのように全体を見渡し、進む方向を整える役割へとシフトしました。その結果、事業のスピードも上がり、各部門が自走する体制に確かな手応えを感じています。

──組織が拡大する中で、社員との距離感についてどのようにお考えですか?
創業期のように全社員と直接やりとりすることは難しくなりましたが、その分、現場に近いマネージャーや部長が、それぞれの個性を生かしながら求心力を発揮しています。多様なリーダー像が共存していることが、今のGTNの強みだと感じています。

ダイバーシティは「強み」である——人の違いを称賛する文化が、GTNの共生力を育ててきた

──「多文化共生」を日常として捉えるGTNですが、社内で工夫していることはありますか?

GTNの中で最も大切にしているのは、「違い」を価値として受け入れ、称賛する文化です。年末に行われる社内表彰制度「GTN AWARDS」をはじめ、日常のコミュニケーションでも互いを認め合い、リスペクトする風土を育んできました。人は誰しも、自分の頑張りには敏感でも、他人の努力には気づきにくいことがあります。だからこそ、意識的に称賛のサイクルを回すことが、共生の土壌になると考えています。

──人材配置の考え方や、異動に対する姿勢について教えてください。

GTNでは、「その人が活躍できる場所」を探し続けることを大切にしています。ある業務との相性が思わしくない場合は、その人の強みやキャラクターを活かせるポジションを模索します。
短距離が得意な人と長距離が得意な人を同じ尺度で比べるのではなく、それぞれの得意なことを発揮できる環境を整える。多様な事業をもつGTNだからこそ、一人ひとりに合った土壌を見つけるチャンスがあると思っています。

今期のキーワードは「挑戦」——未来の飛躍に向けた「最大規模の種まき」と「人材の質」が鍵に

──今期(20期)の目標を教えてください。

繰り返しますが、20期のキーワードは、ずばり「挑戦」です。社会の価値観やニーズが大きく動いている今だからこそ、これまで蓄積してきた経験と信頼を土台に、「今しかできない挑戦」をする。その意志を込めています。
今期は、ビジョンに掲げた「信頼を商品とするトラストサービスを展開し、世界から尊敬される企業」に近づくための、本格的な“仕込み”の年です。
すべての事業部で人材の質を高め、信頼に足る仕事を積み重ねる。そして、社会の変化を見据えた挑戦に取り組む——これが20期の定性的な目標です。

──事業部別ではどのように取り組んでいくのでしょうか?

家賃保証事業と通信事業は安定成長を継続し、さらなる拡大を図ります。人材プラットフォーム事業では、今年GTNグループとなった株式会社グレッジと連携し、特定技能・技能実習の支援団体向けDXツール「dekisugi」との連動を強化していきます。特に、地方の住環境改善は大きなテーマです。
不動産事業では、賃貸物件情報サイトであるBest-EstateやCRMシステムを強化し、ITを活かした事業の効率化を図ります。さらに、新規事業に挑むサービス推進事業部では、金融など中長期的なGTNの成長を支える基盤づくりが進行中です。
挑戦にはリスクがつきものですが、変化を恐れて立ち止まることこそ最大のリスクです。これまで培った知見を活かし、次世代へバトンを渡しながら、全社で未来への一歩を踏み出していきます。

社会の変化に、GTNとして応える——「外国人の解像度」を上げ、日本社会の信頼を築く

──今、日本社会で外国人材受け入れにおいて、どんな課題を感じていますか?

言語サポートの整備は進みつつありますが、本質的な“共生”にはまだ壁があります。特にもっと外国人に日本を好きになってもらう工夫は、できることがまだまだあると感じます。制度の整備だけではなく、カルチャーやエンタメなどのコンテンツを活かし、「この国に来てよかった」と思ってもらえるきっかけを増やしていくことが大切です。
同時に、私たち日本人自身が「外の世界」をもっと知ることも重要です。2024年時点の日本人のパスポート保有率はわずか17%外務省調べ)と低く、結果として他国の価値観や多様性に触れる機会も限られる傾向にあります。私自身、大学時代に留学生と出会ったことで視野が広がった経験が、今の仕事に繋がっています。

──GTNとして、社会にどんな価値を発揮していきたいと考えていますか?

GTNは、「外国人のことなら、まずGTNに相談しよう」と思ってもらえる存在を目指しています。そのためには、サービス提供にとどまらず、生活現場から得たリアルな知見を、企業や行政、日本社会全体に届けていくことが必要です。
信頼される企業であり続けるために、日本人側・外国人側の双方に誠実に向き合い、両者をつなぐ「架け橋」でありたいと思っています。

共に進む仲間へ——「カイゼン」と「巻き込み力」が未来をつくる

──社員にはどんな成長を期待していますか?

GTNで働く中で私が一番大切にしてほしいのは、「カイゼンする力」です。目の前の業務をそのままこなすのではなく、「もっと良くできないか?」と常に考え、自分なりの提案をしていける人。そういう力は、GTNの成長はもちろん、個人の成長にもつながります。
また、自分一人で完結するのではなく、周りを巻き込みながら動ける人も増えてほしいですね。自分の想いを周囲に伝え、共感を生み、チームを動かしていく力。これからのGTNには、そういう「巻き込み力」がある人材が欠かせません。

──これからGTNをどんな会社にしていきたいですか?

私は、月曜の朝に「よし、今週もGTNに行ける!」と気持ちが高まるような会社にしたいんです。制度や仕組みだけでなく、会社の文化そのものが「好き」と思える組織。それには、制度や文化を一緒につくり上げていく姿勢が欠かせません。
GTNには多様な国籍・個性・キャラクターを持ったメンバーがいます。その違いを楽しみ、お互いの価値観に触れ合いながら、ともに進化していきたいと思っています。

終わりに——この対話のつづきは、現場で。

「“人の違い”を面白がれる会社にしたいんだよね」—— 今回のインタビューで社長が何度も口にしていたこの言葉が、ずっと心に残っています。

多文化共生というと、理念や制度の話になりがちですが、GTNの原点はもっと感覚的で、日々のやりとりの中にあるのかもしれません。 「この人、ちょっと変わってるけど、いいな」 「自分にはない視点だな、面白いな」 ——そんなふうに「違い」を楽しめる空気が、会社の共生力につながっている気がします。

そして、それを実現しているのは、現場と会社の間をつなぎながら、メンバーを引っ張っている人たちの存在です。

制度をどう運用するか、チームをどう動かすか、一人ひとりの変化にどう向き合うか...その積み重ねが、今のGTNをつくっていると感じます。

「月曜の朝が一番テンションが高い会社」なんて、ちょっと不思議だけど、なんかいいなと思いました。

そんな場所を、皆さんと一緒につくっていけたらうれしいです。

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