【SDGs】ダイアログ・イン・ザ・ダーク、”純度100%の暗闇”の中へ!!
五感(ごかん)=視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。そのうちの”ある感覚”から8割以上の情報を得ていることをご存知ですか?「当たり前の日常を大切に生きたい」そんなことに気がつかせてくれるかもしれません。
みなさん、こんにちは☀
「SDGsアンバサダーの声かけにより、GTNメンバーがある場所でダイバーシティに関する貴重な体験をしてくる!?」👂
ということで、久しぶりに外ロケに行ってまいりました🚉
"あたなにとって【対話】とは?"というのが、今回のテーマだそうです♪
GTNメンバーがどんな世界を体験してくるのか、そして気持ちの変化とは…😊
早速、こちらをご覧ください👇
CLIP EP89
ー浜松町駅でGTNメンバーを発見👀
何やらどこかへ行くらしい…CLIP隊、後を追います💪
はい!到着しました~🙌
ーいきなりですが、ここでQuiz!!
…正解は[2]の暗闇の中で見えない世界を体験する、です!
今回お伺いするこちら【ダイアログ・イン・ザ・ダーク】は、完全に光を遮断した”純度100%の暗闇”の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャル・エンターテイメントとなっています。これまで世界50カ国以上で開催され、900万人を超える人々が体験。 日本では"一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ"がドイツか本部からのライセンスを受けて、東京、大阪、佐賀などで開催してきました。2020年には、東京・竹芝に「ダイアログ・ダイバーシティミュージアム『対話の森』」をオープンして常設展となっています。
ー体験する前の気持ちをインタビュー🎤
みなさん、今回はどうしてこの体験しようと思ったのですか?体験前の今はどんな気持ちですか?
暁子さん
以前から興味がありました。「目が見えない」「耳が聞こえない」などのハンディキャップを持っている方を街中で見かけた時に、自分は何をしたらいいんだろう…どういうことが助けになるんだろう…といつも考えていて、勉強したいなと思っていました。
そんな時にちょうど呉さんから声をかけて頂いて、参加してみようと思いました!
新しい価値観に触れることができるので、わくわくしています!
江原さん
今年からSGDsアンバサダーに加入させて頂き、活動は全て参加したいなと思っていました。
街中でヘルプが必要な場面があった時に何をすれば正解なのかわからず、今まで経験不足だったので、そういった知識を学びたいと思って参加させて頂きました!よろしくお願いします。
初めての経験なので、楽しみです!
花田さん&光ノ介くん
知らない世界は経験してみたくて、貴重な機会を作って頂いたので参加してみようかなと思いました!
基本”暗い所は怖い”けれど、それ以外の何か感じるものがあると思うので、ドキドキとわくわくと…不安と楽しみといろんな気持ちが混ざっています。
ーそれでは、いざ建物の中へ!!
入口で手指消毒と検温を済ませ、ふと上を見上げると色とりどりの飾りが♪
その後、ロビーで暗闇を案内する、視覚障害者であるアテンドさんと会い、挨拶をします♪
そして、暗闇の中ではなくてはならない【白杖】を選びます!!自分の胸下あたりの高さのものがベスト👍ちなみに【白杖】の読み方は、「はくじょう」ですよ~英語では“White cane ”と言うそうです☆
純度100%の暗闇の中はカメラは入れません…ので、CLIP隊はここでお見送りです♪みなさんがどんな表情で帰ってくるか楽しみですね😊
ーそして、90分後…暗闇からメンバー登場!!
なんと最年少参加の光ノ介くんが先頭をきって暗闇を進んでくれたんだとか👏状況の変化に柔軟なのかもしれないですね♪ちなみに暗いのに目が慣れてなんとなく見えるようになる感覚、みなさん経験あると思いますが、「暗順応」と言うそうですよ!!興味がある方は調べてみてくださいね👍
ディスカッションを終え、ここで楽しくアテンドしてくださった方とも「さようなら~ありがとうございました」😊
ー見えない世界を体験してみて
ほんとに真っ暗で何も見えなくて…最初は「え、どこに進んだらいいんだろう」ってなったんですけど、途中から慣れてきて、そこからは自分の感覚を使いながら進むことができました。
電車に乗ったり、畳の上にいたり、それぞれの場面が自分の頭の中で想像した画を浮かべながら動いている、というのが面白い体験だったなと思います。
匂いだったり、触った感覚だったり…視覚以外のコミュニケーションを使うことができて、新しい発見でした!
光ノ介くん:最初は怖かったけれど、あとの方は慣れてきて楽しかったです!
花田さん:私も真っ暗になった瞬間は怖い・恐怖しかなかったんですけど、アテンドの方が誘導してくださったり、一緒に参加したメンバーが声をかけてくれたことで、心の安心感がありました。
その後は、今いる環境を楽しむことができたので、すごくいい経験になりました!ありがとうございました。
みんなと参加したことで、真っ暗の中でもみんなの声が聞こえてくると安心できて、嬉しくなりました。
体験を終えて明かりが見えた時に、こんなに自分が自由に歩けることにビックリして、本当に感動的でした。「自分はなんて自由なんだろう」ということに気がつくことができて、本当にいい勉強になりました!
ありがとうございました。
ー別日程で参加したメンバーより
アランさん
真っ暗の中を歩くのはワクワクと同時に不安もありました。
ガイドの方(アテンド)が道筋や先にあるものの特徴を教えて頂いたこともあり、思ったよりもスムーズに進められたのではないかと思います。ガイドがなければ、かなり大変だったと思います。
また、進行方向が全員同じだったので問題ありませんでしたが、現実ではスピードの速いものが追い越したり、人や車が向かってくることもあります。暗闇は危険の多い世界だと改めて感じました。
一方で、視覚情報が遮断された分、普段はあまり気にしないような音を意識して聞こうとしたり、杖を媒体にしても触覚は意外と伝わることがわかったりしました。これらの体験はすべて新鮮で、参加できて良かったです。
ユセフさん
自分の手のひらを目の前に持ってきても見えない真っ暗闇の中で、白杖を持ちながら歩いたり、電車に乗ったり、他の参加者と簡単なゲームをしたりする体験型のエンタテインメントイベントでした。
完全に視覚を失うことで、短時間のうちに他の感覚が研ぎ澄まされ、声でのコミュニケーションの大切さに気付かされました。暗闇の世界ってどんな感じ?目が不自由の方は普段どのように暮らしているか?と疑問に思っていたのですが、その感覚を初めて体験することができました。「見える」という私たちが当たり前に思っていることの貴重さを知りました。そして目の不自由の方のつらさも初めて理解できました。視覚情報がないだけで、世界は全然違ったように感じられました。
視覚以外の感覚が敏感になるのですが、それ以上に感じられるのは、そこにいる「人の心」でした。そこに誰かがいるということが、どれほど自分という存在を照らしてくれるかを実感することができました。
ぜひ知っている人のいない状況で体験してほしいです。知らない同士でも心を通い合わせ、助け合える。その温かさを実感できました。チームビルディングに向いており、ぜひ体験していただきたいです。
シャキヤさん
今回の体験で、暗闇の中でも想像力があれば、とてもカラフルな世界を描くことができると感じました。それと共に、自分のグループを信じ、力を合わせてタスクを乗り越える素晴らしさも実感することができました。
こちらのダイアログ・イン・ザ・ダークではネパールのアテンドさんもいらっしゃると聞き、同じネパール出身として、とても嬉しかったです。目が見えなくても、世界は無限大!
あやかさん
今回はダイアログ・イン・ザ・ダークをみんなで体験できて良かったです!次回のSDGsアンバサダー記事では、グローバルフェスタ2022の様子をお届け予定です!!そちらも、どうぞお楽しみに~♪
ー最後に企画者 呉さんより
GTNではSDGsの10番「人や国の不平等をなくそう」を目標としています。今回の体験では目が見えない体験だけではありますが、この世の中には様々な方がいらっしゃいます。やはり人の不平等をなくす為に重要なのは【相手のことを知る】ことだと思います。
身体的だったり、国や性別などによるヘルプが必要な人のことをもっとGTNメンバーに知ってもらいたいです。今後もSDGsアンバサダーからいろんな体験イベントを発信していきますので、みなさまぜひ応援・参加よろしくお願いいたします!
参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
大人から子供まで楽しめる、そして学べる【ダイアログ・イン・ザ・ダーク】!!
冬には音のない世界でコミュニケーションを楽しむ体験もできるそうです。みなさんも未知な世界を体験しに行きませんか?
ー取材協力
ダイアログ・イン・ザ・ダーク
https://did.dialogue.or.jp/